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zoom RSS 新聞を読まないと、極端なことしか言えない人間になる

<<   作成日時 : 2016/08/28 05:31   >>

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 最近のツイッターや他人のブログに特定の人物を悪しざまに中傷したり、罵倒する書き込みが当たり前になっている。それが集中的に広がるのを炎上というらしい。私のブログもその被害を何度か受け、原則非公開を決断する遠因になった。なぜ、そんなことが起こるかを考えてみた。

 いろいろあるだろうが、40代以前の人たちが、生まれてこの方新聞を読まなくなり、もっぱらネット上のメディアで受発信するようになったことと大いに関係があるのだろう、と思うに至った。

 新聞は社によってスタンスの違いはあっても、異なる複数の考え方を掲載する。また、読者個々の関心を超えたジャンル、トピックが各面に盛り込まれている。

 1部30数頁を繰っていくと、その読者の目に「関心のない」トピック、ジャンルの記事がたまたま、あるいは「へえ、そんかことがあるの」「へえ、そんな考え方があるの」と読んでしまういことが少なからずあるだろう。

セレンディピティ(serendipity)というやつだ。

セレンディピティ 求めずして思わぬ発見をすること、またその能力。思いがかないものの発見。運よく発見したもの。
◆イギリスの作家ホレス・ウォルポールの寓話「The three princessof Serendip (1754)の主人公にこのような発見の能力があったことによる。Serendipはセイロン(現、スリランカ)の旧称(デジタル大辞典)


 
インターネット上のメディアは総体として、セレンディピティを求めることはできる。しかし通常、キーワード検索によって「読者」は求める記事に一直線でアクセスする機能のみを活用しがちではないか。また、自分の好ましいSNS,掲示板だけに立ち寄りがちではないか。。

 若い時代から自分の好ましいSNS,掲示板だけに立ち寄る習性を身につけた人間はやがて、異論は許せず、匿名、仮名(ハンドルネーム)によって、異なる意見、行為を小気味よく、あるいは徹底的に中傷、罵倒するのを無上の楽しみにするようになってしまう。

 自分とは全く意見を異にする行動をする人物がネットメディア、放送メディア、活字メディアで流布されたことを知るや否や、その人物に対する匿名、仮名による激越な批判、罵倒、中傷の挙に出る。これが拡大再生産されて、特定の個人に集中する。

 大多数から罵倒、中傷が個人に集中したら、ターゲットとなる人はたまったものではないが、攻撃する人間は匿名、仮名である限り言いっぱなし、書きっぱなしで「胸のスク」思い。一回やったらやめられない。

 もちろん、特定の人物、意見に対する徹底批判する人の中にも、実名でやる人もいる。実名である限りにおいて、おのずと自制、責任、節度が求められるので、匿名、仮名の文章とは似て非なるものになる。

 伝統的な活字メディアである新聞を読んできた人たち、つまり、能力としてのセレンディピティを人生の中で培った人々と、そうでない人たちとの、文章を書く場合の基本動作がまるで違ってくるのではないか。

 新聞界出身のキタだから、そんな手前味噌な、我田引水的な論を展開する、と思わば思え、ではありますが。

 新聞をきちんと読む世代は同時に本も読んできた。書籍もまた、新聞以上にセレンディピティを提供してくれる。アマゾンではないリアルの書店はセレンディピティの宝庫である。

 



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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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