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<<   作成日時 : 2016/05/07 20:19   >>

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4月15日、大川小学校から石巻市街へ。もう夕刻になっていたけれど、宮城県大崎市の地元紙「大崎タイムス」の記者出身の黒木一吉さんが「ぜひここだけはいっておきましょう」と石巻日日新聞」の運営する石巻NewSeeに連れて行ってくれた。

 
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 3.11東日本大震災に見舞われた東北地方で、もっとも人的被害の大きかった石巻市。同市のホームページによると、2016年3月末現在、直接死、関連死に行方不明者を含めると3974人に達している。

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石巻NewSee館内、大震災壁新聞の前で武内宏之館長(左)の話を聞く=黒木一吉さん撮影

 石巻日日新聞は創刊100周年記念事業の一環として震災のあった年(2011年)の11月1日、石巻市街の中心、中央2丁目8-2ホシノボックスピア 絆の駅内にこの施設をオープンさせた。コンセプトは「アイトピア通りと寿町通りを縦にぬける石巻橋通りを今後の街なか復興拠点のメインストリートとして想定。古くから地域の経済、庶民文化の中心として発展してきた町に拠点を創り出し、地域内、地域外からもひとが訪れる地域に特化したソフトを詰め込み、小さな拠点を周辺地域に呼び込みながら、点から面への町中再生を促す「人と地域の交流の駅」となることを目指す」と、ある。

NewSeeは「ニューゼ」と読み、ニュース≠ニ、フランス語で博物館を表わすミュゼ≠合わせた言葉で「ニュース博物館」を意味している。


 私たちが訪ねたとき、館長の武内宏之さんがいらっしゃった。石巻日日新聞社常務取締役でもある。キタが生まれ育った大阪に大阪日日新聞というスタンド売り専門の夕刊紙があったが=今もあるかな?=、こちらは「にちにち」と読むのに対し、石巻日日は「ひび」と読むことを初めて知った。大震災当時、武内さんは石巻日日新聞(キ)の報道部長として、もっとも困難な時代に陣頭指揮を執っていた。

 立ち話ながら元道新記者キタと1問一答。

 キタ「あの日(3.11)、石巻が大津波に襲われた日、石巻日日新聞本社社屋も輪転機が水没するなど新聞製作機能が失われてしまいましたね。この壁新聞は翌12日から、市内の避難所やコンビニに壁新聞を貼り出したのですね」
 武内「はい、輪転機は水没したけれど、(新聞を印刷する)巻き取り紙は水濡れを免れた。紙とペンがあれば新聞は発行できる。社としてすぐ決断できました」
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3月12日に発行された壁新聞第1号。輪転機が復旧する少し前の17日まで発行が続けられた。この壁新聞はワシントンポストが報じた。また、「東日本大震災で困難に直面しながら、地元新聞社としての役割と責務を果たした」として、2011年に第59回菊池寛賞を受賞


 キタ「それにしても、地震・津波の翌日からの発行とは、決断が速すぎる。どこからの発想?
 武内「戦前、言論と資材の統制で新聞は1県1紙に統合されましたね。そのとき、石巻日日はこれに従わず、新聞用紙の割り当てを受けられませんでした。そのとき『ペンとわら半紙があれば新聞はできる』、という気概が石巻日日にあった。それが脈々と引き継がれていたのでしょう」

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3.11当日の様子を伝える写真も館内に展示
 キタ「3.11震災から5年経ちました。気まぐれに同情を寄せるような県外からの”支援”に、被災地はうんざりしている面もある、と聞きましたが・・」
 武内「そういうことを言う人もいますが、私はそうは思いません。とにかく、石巻に来て、泊まって、遊んで、金を使ってくれるだけでも、立派な支援です。牡蠣シーズンになると、牡蠣打ち(注・牡蠣殻から身を取りだす作業)ボランティアの学生がやってきて面白がって作業をやってますよ。それもまたありがたいことです」

 武内さんに会う前日(4月14日)、石巻のホテルで、熊本大地震(一度目=前震と後で呼ばれる)があった。そのことに触れると、武内さんは「5年前のことを思い出し、眠れなくなりました」と顔を曇らせたのが印象的だった。
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石巻日日新聞についての紹介。震災関連記事、活動についての数々の顕彰に敬意を表したい



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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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