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zoom RSS ドナルド・キーンの証言−「日本国民は9条を歓迎した」

<<   作成日時 : 2014/02/18 04:31   >>

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 昨日の北海道新聞朝刊文化面に日本文学研究家のドナルド・キーンさんが「憲法9条 行く末憂う」と題して寄稿しています。終戦当時、米海軍通訳士官だった彼は、新憲法誕生当時の日本の気分を熟知しています。 「終戦に日本人のほとんどが胸をなで下ろし、『戦争はこりごり』と思っていた。わたしははっきりと覚えている。日本人は憲法九条を大歓迎して受け入れた」。

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 キーンさんが、知人で憲法起草に関わったベアテ・シロタ・ゴードンから聞いた。「男女平等の概念を盛り込もうとして抵抗を受けた。でも九条については異論は聞かなかった」。

 いまになって「あの憲法はアメリカの押し付けだから認められない」などという愚か者は認知症の老人か、民衆の立場で歴史を「読み解けない」なまけもの学生かのどちらかだとキタは思う。

 あの悲惨な(日本にとってもアメリカにとっても)戦争を反省して、多くの犠牲者の死を無駄にせぬために100年、200年古びない憲法を創出しようと、二つの国が英知を絞って合作した。それが憲法誕生の背景だと思う。ドナルドキーンさんも生き証人のひとり。

 日本国憲法がもし、正しいのであれば、世界の国々のなかで同様の憲法が生まれはず、ないのは空論であって間違っている証拠だ、とネトウヨさんが言っていました。

 そうじゃない。

 中国との15年戦争、太平洋戦争で彼我合わせ何百万人もの犠牲者を生んだという世界史上未曾有の体験を踏まえて生まれた奇跡の憲法です。その体験を経ず生み出されるわけはなかった。いわば奇跡の憲法です。

 前例のない世界にたったひとつだから、それは空論間違っている、とはいいがかりも甚だしい。日本のような体験をせずとも、その歴史を学んでそれを他山の石にする国がこれから出てくると、キタは信じています。

 そのためにも、もっともっと、憲法九条を、日本国憲法を世界に知らしめたい。またそれが日本及び日本人の国際社会での責務ではないか。

 日本国憲法を持つ日本人にノーベル賞を、というのは、世界平和に貢献できる憲法を普及する手段であるとわたしは見做しています。

 残念ながら、こんな宝ものをスクラップにしてしまおう、という勢力が日本にますます蔓延(はびこ)ろうとしています。その頭目が宰相安倍晋三君だというから嘆かわしい限り。

 でも彼を選んだ責任は国民にもある。直接選挙でないから、自民党の議員諸君が直接の責任者ですが。

 それでなお、言い続けます。憲法九条を守れ。断じてスクラップにするな。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
キーンさんの記事を探してたどり着きました。
ありがとうございます。
ちなみに、中米コスタリカは
武力放棄を憲法にかかげる、戦略的平和主義により
ノーベル平和賞をとっていますね。
日本の平和憲法とルーツを同じくする
国連憲章も、いまでも生きています。
まさしく、深い後悔から生まれた「宝」だと思います。
逆に、じゃあ純国産憲法はできそうなのかというと
かつて読売が試案を公開していましたが
一年で全面改定が必要なほど浅はかなものでした。
一晩で古新聞になる新聞屋らしいもの。
そんなもの「憲法」ですらありません。
最近、儒教・家長精度を軸にする考えもあるようですが
そんな「権力者からの押しつけ」など
現代では国民がノーです。
the place
2015/11/18 20:17
the placeさま、コメントありがとうございます。コスタリカが憲法でノーベル平和賞を受けていたとは知りませんでした。日本の平和憲法はいま試練を迎えています。この試練を国民のコンセンサスで乗り越えてこそ、平和賞にふさわしいと思っております。あなたのサイトもと立ち寄りました。わたしはモーツアルト、ベートーベンぐらいしか知りません。マーラーは何枚か、LPを持っていますが、もうひとつ理解が進みません。
キタ
2015/11/21 08:23

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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