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ハモニカ。広く流布している日本語はハーモニカだけれど、わたしはハモニカというと懐かしいから、そう書かせてもらいます。小学校のころから持っていてでたらめに吹いていました。半音のない曲で、メロディーさえ分かっていたらだいたいハ長調で吹けます。♪がわからくても。ちなみに、わたしは絶対音感がないから、初見で楽譜をみてもメロディーはまったく取れません。つまり楽譜がよめない。美空ひばりも楽譜は読めなかったから問題はない。 それで、ハモニカのことですが。いつごろから持っていたかは忘れましたが、鮮明に覚えているのは小学校6年のころ。大阪市東成区神路町というところにいて、市立神路小学校から同じ学区の相生中学校に入学しました。 そのころ吹いていたのは、雑誌平凡、明星の付録についている和製ポップス(そのころはそんな呼び名はなく、アメリカの歌謡曲と思っていました)の歌詞、楽譜集。 坂本九、弘田ミエコ、森山佳代子、ジェリー藤尾、渡辺なんとか(後にジェリーと結婚しました)らが、アメリカのヒットメロディーを日本語の歌詞で歌っていました。それをなんとかハモニカで吹くんです。次から次へと。半音がどうしても出せない曲もあり、そのときはギブアップ。 「カレンダーガール」「悲しき60歳」(坂本九)、「子どもじゃないの」、「VACATION」、「5匹の仔豚のチャールストン」「ボーイハント」(弘田ミエコ)、「月影のナポリ」、「月影のキューバ」、「ジンジロゲ」(これはどこの歌?)(森山加代子)、「ルイジアナのママ」(飯田久彦)、田代みどりもいましたって。「パイナップル・プリンセス」 これを歌ったり、ハモニカで吹いたり。学校から家に帰ると、だいたいそんなことをしていました。 そのハモニカも、生き別れした父から、別れる前にもらったマミアのハーフサイズカメラ(キャノンデミが出るずっと前)、写真アルバムもみーんな火事で焼けてしまいました。12歳の6月でした。もっともっと大事なものが焼けてしまいました。 ハモニカはわたしが唯一扱える楽器です。その後高校生になって、ちょっとフォークギターとトランペットををいじったことがあったけど、どちらもものにならなかったなあ。 ギターは手が不器用なので、うまく動かない、弦が押さえられない。トランペットは一応吹けるようになったところで、弟が勝手に友達に売り飛ばしてしまった。そのとき、あまり怒らなかったなあ、そろそろ飽きていたときだったから。 あのトランペット、クラスメートから3000円で買ったシルバー(大抵はゴールドなのに)のなかなかかっこよかった。野球部にいたのでブラスバンド部に入れなかったけど、近くの川原でベルト・ケンプ・フェルト楽団の「真夜中のブルース」やニニ・ロッソの「夜空のトランペット」などを練習していました。真夜中のブルースのアップテンポのイントロからスローのメロディーに入るところがなんともいえなかったなあ。 話がハモニカからそれてしまいました。再びハモニカを手にしたのは、1997年、49歳のとき。シンガポール勤務時代、前項でも書いたチャイナタウンの雑貨屋で見つけました。シンガポールドルで5ドルしない、4ドル何十セントでした。これで吹いていたのが、その10年前に勤務した韓国時代の韓国流行歌。特に チェ・ジニの「愛の迷路」をよく連取しました。 そのころ、こんなことを夢想したことを覚えています。シンガポールのオーチャード通りに時々、目の不自由な手動オルゴール弾きがいます。けっこう小銭を集めていました。一度黒目がねを掛けて街角に立ってハモニカを吹いたらお金を漏られるだろうかと、本気で考えたのを覚えています。 そのとき、ちゃんとふけるのはやっぱり「浜辺の歌」「ふるさと」など日本の歌。「日本人ってばれたら、不法就労でしょっ引かれるか、などとチラッと考えたことも覚えています。新聞社の駐在員をしていてこんなことを考えるわたしってやっぱりどこか、ヘンなのでしょう。 そうそう、シンガポールで買った中国製のハモニカ、英雄HIROとかかれています。しかも色は赤。「赤い英雄」。赤い英雄はモンゴル語に直すと「ウラン・バートル」。十数年後にモンゴルに行くのを暗示していたのかなあ。 |
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中学生の頃、東京渋谷の繁華街でジェリー藤尾が喧嘩腰で渡辺トモコが必死に止めていたのを遠目で見てました、同年だと出てくる名前が共通しますね。 |
光増 2012/02/02 14:16 |
そうそう。渡辺トモコでしたね。後年結婚して子どもができて仲むつまじく一家でテレビの連続番組を持っていましたねえ。 |
キタ 2012/02/02 15:22 |
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