大通地下ライオンの閉店

昨29日は美味しい日であった。「美味しい」というのは文字通り美味しい味を賞味した、という意味だ。
 大通地下街オーロラタウン(地下鉄南北線駅から西、紀伊國屋書店に続く地下ストリート)が1970年代にできて以来続いてきたビヤホール「銀座ライオン」が閉店するというので、そこで飲み会を開いた。
ぼくを含め集まったのは5人。昨年3月まで、道新文化センターでぼくが持っていた教養講座「現代(いま)を読む」の最後に残った生徒さんたち。都合のつかなかった一人を除いて“全員出席”。

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講座が発足した2017年でも受講者は8人、多い時でも10人を超えなかった。新聞やテレビが取り上げるニュースをわかりやすく解説する、新聞記者時代の延長みたいな講座は、売れっ子ジャーナリストでもないぼくでは不特定多数の人気が出るはずもなく、最後まで受講してくれた6人のうち5人は旧知の人たち。昨日の飲み会に来て来れたSさんだけは一般人。夫と通信工事会社を経営する忙しい女性だが2年間付き合ってくださった。貴重な存在で感謝している。

 さて、今日4月30日、50年の歴史にピリウド打つ銀座ライオン大通地下街店。サッポロビールのアンテナ店のようなビアホールで、当然のことながら美味い生ビールを飲むなら札幌ではここか、同じ経営の銀座ライオン狸小路店(こちらの開店は大正年間だったはず)にとどめを刺す。

ぼくが1972年北海道新聞社に入ったとき地下街に降りた至近距離にライオンはすでにあり、在籍38年間に飲んだサッポロ生は何杯になるか。退職後の10年間も道新文化センターの書道教室の生徒として、教養講座の主宰者として時々はライオンで放課後の懇談会を開いてきた。
 
「地下ライ」(略してそうよぶこともある)に足を向けなくなったのは、昨年3月ごろ。思うところあって書道教室通いと自分の講座の両方を終えることにした。新型コロナの感染拡大と偶然重なってしまった。
 
 一般には、この1年、新型コロナのパンデミックによって銀座ライオンのような飲食店業は顧客激減の大打撃を今も受け続けている。全国にチェーン展開するこの老舗ビアホールは苦渋の選択で相当数の店舗の閉店を決断したという。

昨日ぼくが飲んだのは写真のとおり、1杯税込1000円の大ジョッキと中ジョッキ。実は1週間ほど前、自宅近所の居酒屋で最初だけ飲んだ生ビールが不味くて喉が通らなかった。そのことを思い出しながら「やっぱり、ライオンや」と口走ってしまった。

 午後3時から、5人の仲間と楽しく語り合い5時には解散。ハシゴ酒をせず、地下鉄でまっすぐ家路を急いだのには訳がある。
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 一昨日、幌延の、家人の友人Kさんから届いた毛蟹をいただくためだった。Kさんの娘さんが稚内の漁業関係に勤めている伝手で送っていただいた毛蟹はずしりと重くミソも白い身も美味この上なかった。
 さらには、前日大阪から2週間ぶりに帰宅した家人が土産に持ち帰った鯖の棒寿司、これまた分厚いしめ鯖の味は各別。

 良きともたちとの再会とその語らい、美味の生ビール、そして自宅に待ち構えた海の幸。ほんとに「おいしい」1日ではあった。ごちそうさまでした。

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この記事へのコメント

K
2021年05月02日 01:20
Test