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zoom RSS あさってから私立大学で講義開始

<<   作成日時 : 2016/09/21 06:24   >>

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 あさって23日から札幌郊外の私立大学で、後期講座の非常勤講師を務めます。教科は専門課程の「マスメディア論」と一般教養の「現代日本の諸相」。どちらも週1回。前者は昨年に引き続き、後者は初めての授業です。

 現代日本の諸相1講めについて(大学に提出したシラバスより)
概論―「世界がもし100人の村だったら」
@日本で起きる政治、経済、環境問題などは全て世界の動きと連動している。まず世界63億人(当時)を100人に縮めた「地球村」の中で日本の立ち位置を確認しよう。A受講の方法、履修評価の方法などについて開示を受ける。【事前準備】インターネットで「世界がもし100人の村だったら」を読んでおく。【事後復習】100人の村の地球で、北海道はどんな役割を果たすべきかを考察する。


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 「世界がもし100人の村なら」というのは、西暦2000年前後、インターネットメールで世界を駆け巡ったいわゆるネットロア(Internet Folklore)=ネットによる都市伝説=だった。都市伝説というと、根も葉もない作り話、眉唾ものと考えがちだが、元もとの文章は、アメリカの環境学者であり、人口問題の専門家、ドネラ・メデウス博士(1941〜2001)が書いた学術的裏付け十分なメッセージだった。

まずはメデウス博士の手を離れ、、少しづつ形を変え2001年から、日本中を駆け巡った日本語版を。

「世界がもし100人の村だったら」

世界には63億人の人がいますが
もしそれを100人の村に縮めると
どうなるのでしょう。
100人のうち

52人が女性です
48人が男性です

30人が子どもで
70人が大人です
そのうち7人が
お年寄りです

90人が異性愛者で
10人が同性愛者です

70人が有色人種で
30人が白人です

61人がアジア人です
13人がアフリカ人
13人が南北アメリカ人
12人がヨーロッパ人
あとは南太平洋地域の人です

33人がキリスト教
19人がイスラム教
13人がヒンドゥー教
6人が仏教を信じています
5人は、木や石など、すべての自然に
霊魂があると信じています
24人は、ほかのさまざまな宗教を
信じているか
あるいはなにも信じていません

17人は中国語をしゃべり
9人は英語を
8人はヒンディー語とウルドゥー語を
6人はスペイン語を
6人はロシア語を
4人はアラビア語をしゃべります
これでようやく、村人の半分です
あと半分はベンガル語、ポルトガル語、
インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語などを
しゃべります

いろいろな人がいるこの村では
あなたと違う人を理解すること
相手をあるがままに受け入れることが
とても大切です

また、こんなふうにも
考えてみてください
村に住む人びとの100人のうち

20人は栄養がじゅうぶんではなく
1人は死にそうなほどです
でも15人は太り過ぎです

すべての富のうち
6人が59%をもっていて
みんなアメリカ合衆国の人です
74人が39%を
20人が、たったの2%を分けあっています

すべてのエネルギーのうち
20人が80%を使い
80人が20%を分けあっています

75人は食べ物の蓄えがあり
雨露をしのぐところがあります
でも、あとの25人はそうではありません
17人は、きれいで安全な水を飲めません

銀行に預金があり
財布にお金があり
家のどこかに小銭が転がっている人は
いちばん豊かな8人のうちの1人です

自分の車をもっている人は
豊かな7人のうちの1人です

村人のうち
1人が大学の教育を受け
2人がコンピューターをもっています
けれど、14人は文字が読めません

もしあなたが
いやがらせや逮捕や拷問や死を恐れずに
信仰や信条、良心に従って
なにかをし、ものが言えるなら
そうではない48人より
恵まれています

もしもあなたが
空爆や襲撃や地雷による殺戮や
武装集団のレイプや拉致に
おびえていなければ
そうではない20人より
恵まれています

1年の間に、村では
1人が亡くなります
でも、1年に2人
赤ちゃんが生まれるので
来年、村人は
101人になります


ドネラ・メデウス博士について。

ローマクラブ(注1)が1972年に発表した人類の危機リポート「成長の限界」を当時夫のデニス・メデウス博士らと共同執筆。「地球が無限であることを前提にしたような経済と人口の成長のやり方を改める必要がある」と提言した。
 ドネラは1990年ごろ、「あまりにも異なる(格差)世界をどうわかりやすく、金持ち国の知識人だけでない、より多くの人たちに伝えるか」⇒「世界がもし1000人の村だったら」を発想。正式なタイトルは「村の現状報告」 (State of the Village Report)。

原点は「1000人の村」だった。世界をひとつの村にたとえ、人種、経済状態、政治体制、宗教などの差異に関する比率はそのままに、人口だけを1,000人に縮小して説明している。これがネットを介して伝えられていくうちに、100人に人数が減り、また部分的に削除されたり、逆に加筆されたりして流布しているものと考えられる。

 日本では、2001年3月にアメリカ、ワシントン・DCで元世界銀行に勤務していた中野裕弓が、元同僚から受け取ったものを日本語に訳したのが、最初だといわれる。また同年2001年には翻訳家の池田香代子とC・ダグラス・ラミスが再話し、日本語に訳してマガジンハウスから出版した。また、これを開発教育協会が、国際理解教育の教材として開発したものも存在する。(wikipediaより)



(注1)
ローマクラブ イタリア・オリベッティ社の会長であったアウレリオ・ペッチェイとイギリスの科学者で政策アドバイザーでもあったアレクサンダー・キングが、資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な問題に対処するために設立した。世界各国の科学者・経済人・教育者・各種分野の学識経験者など100人からなり、1968年4月に立ち上げのための会合をローマで開いたことからこの名称になった(Wikipedia)
 
<100人の村>の読み方>

キタはドネラ・、メデウスの試みは「地球儀」と同じだと思う。
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 地球儀は、直径12,742 kmの地球をわずか直径数十センチの球体に圧縮し、地球に占める陸地と海、陸地に占める国々の表面面積の割合をシンプルにしめしただけ。

 ドネラは地球上での人間の営みを専門の環境学、人口統計学の知識、手法を駆使して、可視化(最近では「見える」化というらしい)してくれた。

 しかし、ドネラや多くのネット利用者が見立てた100人または1000人の「地球村」と、実際に地球上にあるかもしれない人口100人、1000人の村とは根本的に異なっている。別の言葉でいえば、そんな醜悪な村は地球上に過去、現在を通じて存在したためしはない。

 100人のうち、75人は食べ物の蓄えがあり、雨露をしのぐところがあるのに、あとの25人はそうでなく、17人は、きれいで安全な水を飲めない。


 もし、ちいさな村の中で、そんな状態になったら、75人は25人に救いの手を差し伸べるだろうし、それ以前に、そうならないような「政治」が行われるはず。

 でも実際の「直径12,742 kmの地球村」には残酷な格差が厳然とあり、75人からの友愛の手は効果を発揮していない。

 ありえないはずの「「100人村」は「60数億人村」では当たり前、しかたのないことーになっている。そこに創始者、ドネラ・メデウスのメッセージを読み取ることができる。

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ドネラ・メデウス、デニス・メデウス、枝廣淳子著「地球のなおし方」(ダイヤモンド社、2005年)を今読んでいます。分かり易い。

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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