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<<   作成日時 : 2016/03/09 08:27   >>

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 広島県府中町で昨年12月、男子中学生が痛ましい自殺をした原因が、学校の誤った非行記録だったことがわかったと、いま報じられている。学校側は「データ管理のミスだった」としているが、私はデータ管理ミスではなく、「人間を見る教育」が現場から失われていることが根本にある、と思う。

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毎日新聞3月9日朝刊社会面

 学校側はこの中3生(当時15歳)への進路指導の段階で「過去に万引きの非行歴があるから志望校への推薦は認められない」と断じたというが、これは別の生徒の万引きであることがわかった段階で名誉回復されていたのに、コンピューター管理のデータで「冤罪」が修正されていなかった、と説明した。

 たとえデータが修正されていなかったにせよ、生徒にとって大事な進路決定のためのデータの向こうの実態、つまり「どんな事情で万引きをしたのか、その後の立ち直り状況はどうであったか」という、生徒の生身の人間を見ようとする教育姿勢があったなら、どこかの時点で「データの誤り」「人間性の見過ごし」に気付いたはずだ。

 教育は人間を篩(ふるい)に掛ける減点法ではなく、一人ひとりの個性と美点、長所を見つけて伸ばしてやる「加点法」であるべきだ。そんな姿勢が教師にあれば、悲しい結末にはならなかった。

 「万引き歴あり」という数個の文字だけを盲信して、眼の前に座る生徒の人間を観察しないまま、人生を左右する「いわれなき鉄鎚」を振りおろした進路担当の教師、つまりは学校総体のやりかたこそ、唯一最大の罪である。

 町教育長が「データ管理上のミスでした」などと、言うのを聞いて、思わず「それは違うんじゃないか」と口走ってしまった。

 なんともやりきれない事件だ。

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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