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zoom RSS 「呆韓論」 に呆然となる

<<   作成日時 : 2014/02/26 07:57   >>

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 室谷克実著「呆韓論」(産経セレクト刊。)言論・出版の自由が憲法で保証されているからといって、何を書いてもよい、というわけではないことぐらい、小学生でもわかる。ましてこの筆者はもと、時事通信の記者であり、私よりすこし前のソウル特派員。韓国の良さ、悪さも含めて知っているはずなのに、なぜここまでこき下ろすのか。それが、これから隣国の人たちと仲よくやっていこうとする日本人に無用な予断と偏見をもたせることにつながる、とすれば大変不幸なことだと思う。

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数日前、北海道新聞一面記事下に載った「呆韓論」の書籍広告。「悪口ではありません。事実です」とあるが、やはり悪口集です

 帯(腰巻ともいう)には「これでもまだあの国につきあいますか?」と大書きされている。ということは「もう韓国と付き合うな」と言っていることになる。これは日韓関係を知るジャーナリストとして間違っていると思う。互いの欠点を知ったうえでどう付き合っていくのかの提言がありません。

 
 安倍晋三さんが、中国や韓国との関係改善より、両国以外の国々との関係強化をめざしているように見える、いわゆるドーナツ外交と軌を一にしています。

 
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悪口のオンパレードという内容の「呆韓論」。「これでもまだあの国とつき合いますか」と帯にある。キタは「もちろん!」と答える。あんな面白い国はありません。

 内容はまさに韓国と韓国人への悪口のオンパレードです。さすが元時事通信ソウル特派員(1980年〜85年)ですから、事実に基づかないことを書いているわけではありません。87年秋から92年まで北海道新聞特派員だったキタとは時期がすこしずれていて、お会いしたことはないが、周辺で起きる社会現象、人々の考え方は二つの時期でそう変わるわけではないから、著者の書く事に思い当たるフシがあることはいっぱいあります。

 しかし、それらは韓国と日本の歴史的環境の違い、植民地支配をした側とされた側の受け止め方の違いであって、その事実を認めた上で、隣国同士、どう折り合いをつけていくか。それがいまも昔も、駐在ジャーナリストの基本的態度であって、たぶん、室谷さんも現職当時は、こんなに偏った論調のものを加盟の新聞、テレビ各社に配信しなかったでしょう。

 なぜ今なら書くのか? 書けるのか?
本書を「書き進めるうちにあまりにも呆れることが多いので『呆韓論』の書名にした」(「はじめに」)という。韓国通のジャーナリストならとっくに知っている「韓国らしさ」をあらためて並べ立てて、いまさら呆然とするだろうか。その空々しい言葉にここそ、キタは呆然となります。

 室谷さんがソウルに駐在したのは全斗煥軍事独裁政権時代。それでも新聞は朝毎読、日経、産経、東京(中日)新聞、テレビはNHK、日テレ、TBS、テレ朝、通信社は共同、時事といった日本の主要なメディアがすべて常駐していた。東京新聞は北海道、西日本新聞をも代表していた。

 当時、韓国政府の検閲機関は韓国国内メディアには規制が厳しいが、海外メディアには国際世論をおもんぱかって一定の配慮が政権側にあり、国内メディアは「日本の朝日新聞の報道によるとーという逃げ道を作って、国民に知らせるべきニュースを報じていた。従って、日本のメディアを担う記者たちは、日本に朝鮮半島の情報を知らせる本務と併せ、自分たちの報道活動が「事実を知りたい」韓国民にとっても役にたっている、という存在価値も自覚していたと推察できる。

 キタが韓国に入る87年11月は、ソウル五輪を翌年に控え、全斗煥軍事政権が民主化を約束し、退陣とともに盧泰愚政権を生む大統領選挙が行われようとしていた激動の時期でした。新参者のキタもまた、室谷さんらの気風、気概を引き継いで、韓国のスムーズな民主化へのソフトランディングを願い、日韓関係の改善に期待をかけながら、日々の取材活動を続け、結局92年の春まで、4年半ソウルで市民生活を送りました。

 キタがソウルにいた4年半とほぼダブる産経の黒田勝弘さん(いまもソウル駐在らしい)をはじめ、韓国論、日韓関係論、朝鮮半島論を本に書くジャーナリストは多いが、なぜ最近になって、「ヘイト・スピーチ」のようなヒステリックな、批判一辺倒の著作が次から次へと生み出されるのか。

 たしかに、現在の韓国政府の対日姿勢は強硬で、反日を前面に打ち出し続けているが、これは、キタの目にば「お互いさま」に映っている。

 総理をはじめとする政府要人の靖国参拝、従軍慰安婦問題をめぐる河野談話の取り扱いの揺れなど、韓国側から見れば日本側の「歴史の後戻り」イメージを強烈に受け取っての反応でもある。

 キタの対韓国姿勢の基本は「レッテルを貼らない」「個別の人と付き合う」です。 「だから、韓国はだめだ。韓国人はだめだ」とは断じて言わない。

 87年の韓国生活以来、付き合っている韓国人は何人かいます。大半は日本人並みに日本語が上手いからか言語的障壁はあまりありません。靖国参拝についても、従軍慰安婦についても、竹島についても忌憚なく話します。意見の別れるところはあっても、その友情にひび割れることはありません。

 話が長くなりましたが、いつの世にも、時の政権の思惑の尻馬に乗って、悪口雑言を並べ立てる書籍が多く出版されます。そんなものを読むより、自分の目で韓国を見、個別の韓国人と付き合って見ることです。

 韓国に行かなくてとも、あなたの周囲には留学生や在日の人もたくさんいる。生身に人間から、隣国を見る、感じることです。

 わたしは昨年、シンガポールに行くとき、トランジットでインチョン(仁川)に立ち寄っただけ、今年は何年ぶりかで韓国を訪れてみようと思っています。韓国はどう変わったか、変わらないかを自分の足であるき、自分の目で確かめたい。

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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