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zoom RSS 「朝の食卓」やはり第2社会面が似合う

<<   作成日時 : 2013/04/13 16:40   >>

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  すでに、ブログ「めいてんジャーナル」で昨日書かれていたけれど、道新朝刊の名物エッセー欄「朝の食卓」が指定席、第2社会面からこの春、第3社会面にリプレースされたことを大変悲しんでいます。編集局の叡智を集めての決断とは思うが、どんなメリットがあるのか、新紙面をみるかぎり、コンセプトが見えてこない。

 北海道新聞50年史によると、昭和31年(1956年)4月1日、道内文化人ら執筆の「朝の食卓」新設。同年8月1日、社会面の対向面を全道版にした際、この面に移された、とある。爾来これまで第2社会面の象徴のような存在であり続けた。

  私自身、朝の食卓には特別な思い入れがあります。1992年3月から94年8月までの社会部デスク時代、1年間だけ、朝食窓口デスクを担当しました。

いまもそうだと思いますが、1年間(一部複数年も)担当する朝食の筆者選びは、それはそれは丁寧でした。本社はもとより、全道の支社支局、東京支社の情報網を駆使して定員30数名の何倍もの候補者をあらかじめ選び、編集局長を委員長とする選考委員会で、編集部門だけでなく、広告、販売、総務部門などから代表者が出て議論します。単に文章がうまいだけでなく、「文は人なり」、公の場での執筆経験は浅くてもさまざまな分野でぬきんでた人に敢えて執筆を依頼することもあります。中にはメキメキと文章力を伸ばしていく姿も見ました。

  わたしがまだ新米記者だったころまでは朝の食卓同人(どうにん)と呼ばれる人たち、林白言さんのようなベテラン筆者に何年も続けて書いてもらっていました。それはそれで質的にも安定感はあるけれど、さらに多くの人材に門戸を開いて、食材のバラエティーに富んだ「朝の食卓」に進化したようです。

  常連筆者時代より、毎年の筆者選びに手間暇がかかっても、新しいコンセプトはそれなりに、読者の共感を得てきたし、朝の食卓から多くの優れたエッセイストが巣立っていったようにも思えます。

 めいてんさんがいうように、わたしも、朝の食卓は、第1社会面、第2社会面を見開く、新鮮ニュースてんこ盛りの”大テーブル”にあってこそ、一般ニュースとのコントラストが異彩を放つことができた、という意見です。

 第3社会面では、比較的地味なニュースに埋没して、朝食の持ち味が発揮されていないように感じます。

 時の流れの中で、長い歴史を持つ名物コラムでさえ、大胆に置き場所を変えること、そのこと自体に異論を唱えるつもりは毛頭ありません。

 それをやるコンセプトが読者に伝わり、やってもなお紙面がより活況を帯びるのなら。

 しかし、今回、朝の食卓をリプレースしたあとの第2社会面に新機軸が見当たらない。リプレイス・アンド・ビルドではなく、単なるリプレイスにしか、私には見えません。コンセプトがよくわかりません。

 朝の食卓を失った第2社会面も泣いているように見える、といえば言い過ぎか。

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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