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zoom RSS 読売バトル=大道の夫婦げんかを見るおもしろさ

<<   作成日時 : 2011/11/13 08:37   >>

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 NHKワールドがケーブルテレビから消え、日本発信情報が途絶えたと嘆いていたキタはいま、読売グループの超法規的存在・のようなワンマン総帥85歳にたった1人で立ち向かう記者上がり61歳の姿に興味シンシンです。

 米寿近くなっていまだに、紙質はともかく発行部数は世界一という新聞社に君臨するナベツネさんが、取り巻き記者たちの前で、プロ野球巨人の専務・ジェネラルマネジャー(GM)のキヨタケさんが、自分に相談もなく、巨人のコーチ人事をやっている、と怒り、それが活字になった。これが内輪もめの発端。

 なお、断っておくと私はプロ野球のヨミウリ・ジャイアンツは嫌いだし、「巨人軍」などとえらそうで時代がかった呼び方はしたくないが、いちいちジャイアンツ、ジャイアンツと書くのは面倒だし、ヨミウリと書くと親会社と紛らわしいので、やむをえず「巨人」と書きます。

 キヨタケさんは「球団人事はちゃあんと、ナベツネさんに報告して決定した。公(記者団の前といういみ)の場でそんなことをいうのは度忘れしたか、虚偽かのどちらか。子会社とはいえ独立した法人である巨人の決定人事をひっくりかえして、巨人のオーナーや GMを飛び越して勝手なことをやろうとしているナベツネは企業コンプライアンス違反であり、ひいてはプロ野球を私物化するようなもの」と声明を出し叛旗を翻した。

 巨人のコーチ人事に手を突っ込むことががそのまま、プロ野球そのものの私物化にあたるというのはいかにも球界の盟主を自認する巨人関係者らしい尊大さとは思うけれど。

 これに対し、ナベツネさん、「キヨタケこそ、大同製紙やオリンパスと同列のコンプライアンス違反などと言いがかりをつけるのは名誉毀損だ。今すぐ首にしないが、謝れ」という意味の反論声明。

 さらにキヨタケさんは、再反論声明の冒頭、ナベツネ声明の中で「最初のコーチ人事案は報告を受けたが、その後、プレーオフで巨人が惨敗して事情が変わった」と書いていることに触れ、記者団に虚偽の発言をしたことを公に認めたものと再び逆襲した。

 この数日のやりとりはざっとこんなもの。両方の言い分を聞いて、どう考えても、プロ野球の私物化にあたるかどうかというような次元ではない、一企業の内輪もめ。夫婦喧嘩を道路の真ん中でやっているようなものとしか、思えません。

 それを前提にしたうえでいうと、ヨミウリ新聞という業界まれな「鉄の統制」を誇ってきたマンモス企業、しかもその中にあって歴代屈指のワンマンオーナー、ナベツネに真正面からたてつく人物が現れたというのは画期的であり、チュニジアに端を発した中東ドミノがついに日本にも上陸したか、と思ってしまいました。

 2人のバトルは、たとえがわるいけれど、横暴な亭主に堪忍袋の緒が切れた女房が、家の中での腕力勝負ではとても敵わないから、大道に出て、衆人環視のなかで夫婦喧嘩を挑むの図です。

 キヨタケ氏は新聞記者上がり。権力なきものが、巨大な権力と対等に渡り合うには、大道でのけんか=言論に訴える=しかない、という気持ちは同じ記者退役のキタにはよくわかります。ナベツネ氏も記者上がりだけれど、あまりにも権力の蜜の味を知りすぎたのではないか。

 話はそれますが、昔駐在した韓国で、大道でののしりあう夫婦の姿を時折見ました。ギャラリー、審判である近所の人たちも、2人の言い分を聞いて意見を述べていました。日本も江戸の熊さん、八っあん時代はそうだったらしい。

 
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ジーン・ハックマン。こうして見ると、ナベツネさんに似ているとは、いえませんね。クリムゾンタイドの役柄がにていたというだけです
 さらに話がそれますが、アメリカの映画で「クリムゾン・タイド」という話題作がありました。ジーン・ハックマン扮する米潜水艦のワンマン・ベテラン艦長にデンゼル・ワシントン扮する新任副艦長が叛旗を翻して主導権争いの果て、米ソ核戦争の勃発を間一髪で救うというストーリー。2人の名優の渡り合いは実に面白かった。「クリムゾン」は血なまぐさい、「タイド」は潮の流れ。
 
 あのときのジーン・ハックマンと、ナベツネさんがオーバーラップするということは、キタ、若干キヨタケ側に肩入れしていることを告白しているようなものかな。キヨタケさんとデンゼルは全く似ていません。

 ナベツネ、キヨタケどちらの言い分が正しいか、情報が少ないからわからない。しかし、85歳の老人が世界一(部数の話です)の情報産業に現役(読売新聞グループ本社会長・主筆)のまま君臨し、絶大な権力を振るっていること自体どう考えても異常。それを許してきた企業体質もまた異常。

 もうこれ以上醜い家庭内争議を世間にさらすのをやめるためには、長くこの世のおもしろきことを享受した(しすぎた)85歳が余力を残して(まだ余力はありそう見える)退くほうがよい。

 ナベツネさん自身、今回の「下っ端」(ナベツネさんの地位から見て)の「たった一人の反乱」は、遅まきながら予備役編入への潮目を指し示す出来事、と受け止められるかどうか。またそうすることを進言できる友人を企業内外にもっているかどうか。それが問われています。
 
 最高権力者の首を切れるのは権力者自身しかいない。だれも切ってくれない。老ゆれば老ゆるほど、権力が絶対化するほど、退け時を誤りやすい。特に新聞社は。潮時を間違うと晩節を汚すことになる。そこがつらいところ。

 

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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