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zoom RSS   「顧客と向き合う」ということ

<<   作成日時 : 2010/05/21 05:48   >>

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  月に一度発行する職場の連絡誌に巻頭言を隔月で書いています。5月号が最後の当番だと思って書きました。その下書きは与えられたスペースを遙かにこえてしまったので、3分の2ほどに圧縮して掲載しました。我がブログは行数自由なので、初稿のまま掲載します。社外の方にはご迷惑ですが、おつきあいください。

 
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入社したのが道新創立30年の1972年。そのせいか北海道新聞との運命的な出会いを感じてその年の秋に配られた「社報三十年」のページを今でも時々ひっくり返しています。

 30周年の前年71年11月25日号によると、上関敏夫社長(当時)は29周年記念式典でこんなことを述べています。
 「基本的にわれわれが反省すべきことがひとつある。それは我が社の成立が本道言論界独占の形でできた社であること。この30年の前半17年は戦争中の独占そのままで過ぎ、後半の12年は東京紙の進出でようやく競争時代に入った。それ故、われわれの体質の中にまだ独善的な、読者に甘えた考え方が残っていると思う。これはじっくり胸に手を当てて考えてみたい」

 上関さんが懸念した「道新体質」がその後の39年間で完全に払拭されたか。自分自身を含めて現在の道新のありように思いをいたすと、残念ながら「ノー」と言わざるを得ません。

 道新の最大の商品である紙面を見ると、とりわけ、北海度新聞編集綱領第4項の「平明で親しみある紙面をつくる」が十分には実現できていない。「読者の読みたい新聞」を徹底して研究し尽くされていない。

 編集だけではありません。わたしたち営業部門のスタッフも顧客に対し、上から目線の横柄な態度で接していないか、地域貢献への期待に可能な限り応える姿勢を示しているか。胸に手を当ててみなければなりません。

 そんなことを考えながら、いま大綱が示されたばかりの「構造改革推進プロジェクト」のこれからの実施プロセスを自分なりに思い描いています。

 このプロジェクトの第一の目的は104期末(2013年)を目標に企業規模を適正化することにありますが、わたくしは、その策定作業に加わるとき、単に組織の枠組みををいじくることではなく、社員の意識構造の改革推進につながるようなスキームを考えるべきだと進言したつもりです。

 その結果の一つが事業、出版、ぶんぶんクラブの3部門を「地域貢献推進局」(愛称・もっと!北海道局)に統合することであり、「マーケッティングセンター」の創設です。

 前者は道民の喜怒哀楽と寄り添う企業活動を徹底することであり、後者は道民=顧客の求めるものがなにかを探り、企業活動に反映させる超高感度のアンテナを目指すべきです。

 話を「社報三十年」に戻します。上関さんは72年10月25日付の創立30周年記念号号で、東京紙の道内印刷開始(1959年)をエポックとして「道新は歴史の変転とともに成長してきた」とする所感を述べています。

 現在の情況、つまりインターネットの隆盛を含めた新聞産業を覆い尽くす構造不況は、かつての東京紙上陸を遙かにしのぐ危機には違いありません。しかし、その歴史の変転もまた、人材と組織の成長の糧(かて)にするバイタリティーをわたしたちは先輩たちから受け継いできたはずです。
 
   がんばろう、道新人たち!

             (以上2010年4月25日記す)
 
  

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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