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zoom RSS ファン・ジャンヨプ氏を探したあのころ

<<   作成日時 : 2010/04/06 08:28   >>

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 いまファン・ジャンヨプ元北朝鮮労働党書記(現在は韓国在住)が来日中とか。1997年3月、当時キム・ジョンイル総書記の側近だったファン氏が亡命したというビッグニュースが世界(まあアジアだろうが)を駆け巡りました。そのr時のことを思い出します。


 どうやらフィリピンにいったん入国し、第3国に向かうという情報が入り、シンガポール駐在のキタにマニラに飛ぶよう、東京の外報部から指令。すぐにマニラに入ったものの、どこにいるかはさっぱりわからず、フィリピン外務省に問い合わせても一切「ノーコメント」。キタのほかにも、共同通信や東京紙の朝鮮半島専門記者がマニラ入りしていましたが、情報がないことは各社同じ事情。互いに不確かな情報を交換しながら右往左往していましたっけ。

 韓国で脱北者と呼ばれる北朝鮮からの亡命者はたくさんいる中で、ファンさんはまさに北朝鮮政権の中枢にいた人。その人の口からベールに包まれた北朝鮮の実態、キム・ジョンイル総書記の実像に迫る証言が得られれば、そのニュース価値は計り知れない、というのが国際追っ掛けの理由でした。

 マニラで数日苦戦しているとき、韓国筋からだったか、ファン氏がルソン島中部のバギオにある陸軍士官学校(ミリタリーアカデミー)に向かうという情報が入りました。

 それっと日本のメディア呉越同舟で空路バギオへ。空港に着くと、すでにテレビ・クルーがいっぱいいて、カメラの放列がしかれています。

 なにやら緊張感があるような、ないような。ところが、この空港の滑走路は近隣住民の生活道路でもあるのか、スーパーのレジ袋のようなものを提げてぺちゃくちゃタガログ語で話しながら、カメラの前を行き来します。笑っちゃいました。
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 それから士官学校にも行って広報官に「ファン・ジャンヨプさんは来ますか。あるいはもう到着してここにかくまわれているのですか」と聞いたけれど、やはりノーコメント。
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 なんの成果もなくすごすごとマニラ経由でシンガポールに帰りました。

 後でわかったことですが、韓国発の情報は正確で、たしかに、ファンさんはフィリピンに入国。その後韓国入りしたようです。韓国に入るまで(いや入った後も)極秘裏にエスコートしなければ、途中で北朝鮮の刺客に狙われるという配慮だったのでしょう。

 あれから13年。ファン・ジャンヨプ氏の名前を見聞きするたびに、空振り出張のことを思い出します。

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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