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zoom RSS 夕刊はこんなにオモシロイ

<<   作成日時 : 2010/03/17 03:47   >>

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 昨16日は退勤時間前を見計らって電話をかけて来たらしい友人からの「いっぱいやりませんか」を断ってまっすぐ帰宅。夕食後に見た映画(DVD)が面白くなく例によってソファで白河夜船。3時間近く寝てしまいました。目がさえ、夕刊をじっくり読むとこれが面白い。夕刊の購読部数の減り具合は朝刊のそれを上回るが、なあに。まだまだ捨てたものじゃない。

 <1面>コラム「今日(こんにち)の話題」のテーマは「図書館の天使」論説委員の木村仁君の署名がある。木村君はキタより10年後輩のなかなかの文章家。
 調べたいことがなかなか見つからない時、図書館や書店で偶然手にした本を何気なく開いたページに答えが書いてあったりするのを「図書館の天使 library angelが舞い降りた」と表現するのだそう。
 いかにも論説記者が好きそうなキーワード。論説記者は1カ月に1メートル、本を読まねばならぬ、先輩記者から昔聞いたことがあります。1冊ずつ平積みにして高さ1メートルという意味。社説やコラムを書くとき、気のきいたエピソードがほしいが、自分の“引き出し”(手持ちの知識、情報)には適当なものがない時、library angelの降臨を祈願するキモチ、わかるなあ。

 <2面>芸能面 シンガー・ソングライターのKANがニューアルバム「カンチガイもハナナダしい」を引っ提げて4月4日、札幌でライブを行うという記事。KANといえば、ソウル駐在時代の1991年の大みそか、NHK衛星放送の紅白歌合戦を思い出す。87年に日本を出て5年目。日本でどんな歌手、どんな歌がはやっているのかほとんど知らない。KANがモーツアルトに扮してピアノを弾き語る「しーんぱいないからね」で始まる「愛が勝つ」を初めて聞いて感動した。
 
 その記事の隣にレオ様、ディカブリオがミステリー作品「シャッターアイランド」(4月9日、日本公開)のキャンペーンで来日した、という記事。アメリカの名匠、マーティン・スコセッシ監督作品。
 レオさんはいう「彼のベスト1作品だと思う。日本にクロサワがいるように、米国にはスコセッシがいる。千年後の人たちもクロサワ、スコセッシ作品を見ていると思う」。そんなにいうなら見てやろうじゃないか。

 <3面>スポーツのトップはスキー・ジャンプの王者、スイスのアマンの話。14日オスロのW杯最終戦で今季22戦9勝目、すでに決まっている個人総合優勝に花を添えた。先のバンクーバー五輪でも圧倒的強さでしたね。
 アマンは自らをFLYER(JUMPERではなく)と呼び「いい飛躍をして、空中に飛び出すと、現実世界から抜け出してすべてから解放されるんだ」とのたまう。わたしたちの中にも、現実世界から抜け出し、すべてから解放されたいと、空中に飛び出す人がいそうだが、やめたほうがいい。

 <4面>夕刊に毎日掲載される「はいはい道新」。読者からのちょっといい話、腹立った話が電話で寄せられる。車の前輪が雪道のわだち(轍)にはまって立ち往生。通りかかった歩行者やタクシー運転手ら数人が、氷を削ったり、ヘルパー(脱出装置)などを使って助けてくれた。中には30分も手伝ってくれた人もいたと、51歳の女性からの電話。3月になっても北海道は雪と格闘しているのです。
 一進一退でなかなか来ない春のことを和田由美あねごは最新ブログで「もったいぶって」と口走ったよし。
 
 <5面>「私のなかの歴史」=注、日経でいえば「私の履歴書」にあたるといえば本州の人にわかるはず、ただ日経で取り上げる人は全国版だが、こちらは北海道にゆかりのある人に限定=がきょうから北見の劇作家石上慎さんのシリーズ。キタも北見に1年半勤務し、石上さんのお名前は知っているが、面識はありません。
 それよりも聞き手が「熊井君代・通信員」になっているのに驚いた。熊井君はキタが北見報道部長だったころ、社歴2年目くらいの駆け出し記者。その人脈の厚さとバイタリティーを高く評価していました。家庭の事情で最近退社したばかりだが、通信員としてその才能を生かす場があったことを心から嬉しく思います。クマちゃん、がんばれ。

 <9面>文化面。「魚眼図」という社外の学識者によるコラムはキタの入社するはるか昔から続く、道新では朝刊生活面の「いずみ」と並ぶ毎日掲載の超ロングラン・コラム。
 16日のテーマは「呉越同舟」。帯広畜産大教授、柳川久さん=野営動物管理学=の文章。帯広とその近郊の高速道路の高架の底部にはカラマツの丸太を組んだ「けもの道」が取り付けられているという。知らなかった。木の上を移動する動物が安全に高速道路をくぐれるように。どんな動物がそこを通るか調査をしたらクロテンが通ったことがわかった。取り付けるとき、モモンガやエゾリスなどの小動物のほか、クロテンなどの中動物も利用可能と想定していたが、それが確かめられてうれしい、と柳川教授。ただ問題は小動物と中動物が空中回廊で呉越同舟したとき。
 いまのところ考えているのは、回廊のところどころに入口の小さい避難場所を設けるなどの応急策。恒久的には最初からテンなど肉食中動物とリス、モモンガのレーンを分ける必要もある。学者は楽しそうに語っています。
 
  この面の一般記事に、明治時代の英国人作家小泉八雲(ラフガディオ・ハーン)が故国の友人学者に送った書簡の話。そこには「日本には(上から目線でなく)さかさまにして取り上げることを望む」などと日本研究への思いが綴られている。
 明治期のアングロサクソンの日本に対する上から目線は、かの夏目漱石も留学中、神経症になるほどえげつなかったらしいから、日本ひいきの八雲さんは大いに憤慨していたことがしのばれる。さかさまをそのまま日本語の「saka−sama」と表記しているという。

 <10−11面>見開きで広告特集「高校生活の傾向と対策」。「傾向と対策」とは懐かしや。 
 「新高校生よ!本を読め」というのはご存知、久住書房店主の久住邦晴さん。
 曰く「私がいま一番期待するのは多くの読書体験が子どもたち与えるコミュニケーション能力です。本のなかにはいろいろな世界あり、人と人との会話や人を想像しながら思考を深めていく場面がちりばめてあります。携帯のメールでしかコミュニケーションを図れない世界から、本という大海原に飛び出して豊かなコミュニケーション能力の下地を作ってほしい」。同感。自分の子に本を読む習慣づけをきちっとしなかった団塊世代の新聞戦士の大きな悔いです。

  <12面>「おすすめイベント」にアメリカを代表するジャズボーカルグループのマンハッタン・トランスファー(長いので以下MT)が3月25日に札幌市民会館でコンサートを開く、とあります。MTはキタ大好き。反対、キタはMTが大好き。ライブは聞いたことありませんが、CDやLDを楽しみました。歌いながら粋でしゃれたお芝居、アクションを見せてくれます。曲としては「トワイライト・ゾーン」「キラー・ジョー」なんか好き。札幌には昨年もいまごろ来ていたけど、行きそびれ、今年も用があり行けません。


 <14面>第二社会面の「まど」は道新記者が町で拾ったちょっといい話を書くコラム。キタが入社した1972年に始まった。キタは一線記者のときより、むしろ、社会部デスクのとき、「まど」の窓口デスクから「たすけてくれえ、まどがない」とSOSが出た時によく書きました。町を歩きながら、「これ、まどになるなあ」と思ったものでした。いまなら「これ、ブログに書けるなあ」。人間、あんまりかわらないなあ。
 きょうのまど「送辞」もなかなかよい。中高一貫校、登別明日(あけび、とよみます)中等教育学校の5回生尾形翔(しょう)君=18歳=が6回生に贈った送辞。
 尾形君は最初の高校を1年次に退学、明日校に再入学した。年下の同級生のなかで戸惑い、またぞろ挫折しかかったとき、いまは明日校で1年先輩になってしまった中学時代の同級生に励まされて元気を取り戻した。そのお返しに在校生代表で送辞に立つ尾形君が贈った言葉は「『回り道こそ近道』。目の前が暗くなった時思い出してください。皆さんと出あえて本当によかった」でした。
 このまどの筆者は水野薫記者。15日夕刊でも、「自力で歩いて卒業証書をもらいたい」という学校ダネを書いて社会面トップを飾った記者のようです。よく学校を回って、玄関だねでない、「人間もよう」を掘り起こしている記者のようです。楽しみです。
 そういえば、駆け出し記者のころ、学校は記事の宝庫、書くものがなかったら学校へ行け」と教えられました。事実、その通りでした。記者1年生の時、稚内の山奥「曲淵」にある小規模小学校で児童と先生で育てる盲導犬の話を書いて第2社会面のトップを飾ったことがまず頭に浮かびます。

 <15面>夕刊の花形第一社会面のトップは、ざんねーん。朝刊で他紙に抜かれた、札幌市北区のグループホームの7人死亡火災続報。民家を転用しているのに、「寄宿舎」への用途変更していなかったという建築基準法違反容疑がある、というもの。「寄宿舎」には非常灯などの設置が義務付けられる。
 
  社会面なかほどには、バンクーバー五輪に最年少出場した高木美帆ちゃん(、スピードスケート、十勝の幕別町在住)が2カ月ぶりに千歳に帰って来た、という話題。「やっぱり、北海道に帰れてうれしい」といい見出しは「豚丼食べたい」。3段写真に3段見出し。今回の五輪は力不足。あまり大騒ぎせず、4年後のソチに向けて成長を見守りたい。

 以上書き出したらとまりませず。最後まで読んでいただいた方にはお礼を申します。でもこんなに道新夕刊は面白い。手前みそではありません。

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高木美帆 帰国
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高木美帆
2010/03/19 21:07

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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