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zoom RSS いいなあ、きょうの北海道新聞

<<   作成日時 : 2010/02/22 07:11   >>

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  この38年間、北海道新聞とともに歩んできたのだから、毎日欠かさず読むのは当たり前ですが、編集局を離れて6年になると、かなり紙面をシビアに評価する気持ちが強くなってなっています。「今日の朝刊は力はいってないなあ」「大きなニュースがない時こそ、地力が試されるのに」なんとか言いながら読んでいます。その点、今日22日の朝刊はなかなかよかった。
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 1面トップは昨日投開票の長崎県知事選で自公民支援候補が与党側支援候補を破って当選したニュース。やはり政治と金の影響は大きい。自民党政権時代と攻守ところを変えただけだが。

  寺島しのぶさんが第60回ベルリン映画祭で最優秀女優賞を取ったニュースも1面4段見出し。若松孝二監督の「キャタピラー」という作品。見逃していますが、すぐ再上映するでしょう。

 藤純子(現在は冨司純子)と歌舞伎の大看板尾上菊五郎の娘という恵まれた環境の中でお嬢さん芸にならず、厳しく演技を追求する姿勢に感じ入る半面、肩に力がはいりすぎてるなあとも思っていました。最近努力が報われてきたかのように思えます。昨夜のNHKの竜馬伝のねえさん役もいいね。

アカデミー賞の主演女優賞はアメリカ映画の出演者しか取れないし、カンヌ、ベルリン、モントリオールなどで主演賞を取るのはたいへんなこと。左幸子、田中絹代に次ぎ日本人としては3人目。価値ありです。

 宮里藍ちゃんのタイでのゴルフ米ツアー勝利もたいしたもの。これも一面ものです。

 2面の「月曜考」。本州の「ちょっと変わった人」ばかり登場するので、「北海道にもいるだろうが」と思うことが多い。今回は十勝に住む86歳の勤務医、佐々木博司さん。そのバックボーンは故郷の母校旧制盛岡中の先輩で生前面識もあった宮沢賢治の「奉仕の精神」だという。

 道外の人を取り上げるときは、「なるほど」と思わせるレベルの人を。基準はやはり「北海道あるいは北海道人にとって意味のある人でしょう。単なる奇人変人では困る。


  毎週月曜日の5面は現在起きている問題について担当記者や論説記者、それに社外の識者がじっくりと掘り下げるページです。

  なるほどと読んだのは朴裕・河韓国世宗大教授の従軍慰安婦問題。この問題が顕在化してから、日本が続けてきた「謝罪と補償」を一定程度評価しながらも、まだ韓国には「国家的補償がなされていない」という不満が続いている現状を重視。韓国のマスコミがいまだ日本の努力をきちんと伝えていないこと。日本の側には「そもそも従軍慰安婦などなかった」とする主張がある。これらのことが日韓双方の国民が「現実」を直視するのをさまたげる要素になっていると朴教授は言います。韓国の論調も冷静・公正になってきました。

  12、13面の教育のページは月に1回、NIEに当てているようです。NIEは「教育現場でに新聞を活用しよう」という取り組みです。

  環境問題では、家庭でペレットストーブを使って二酸化炭素を減らした分を企業に買ってもらうという取り組みを取り上げた札幌地方版の記事を中学校の授業で使った事例が紹介されています。

 「カーボン・オフセット」が子供たちに身近に感じられたことでしょう。

15面は文化面。「道新文化部」というコラムで映画担当記者が面白いことを書いています。東京の洋画宣伝会社が行った意識調査によると、20代前半以下の世代は洋画より邦画が好き。理由は、「自分に関係ある話かどうかで選ぶ」からだという。そのほか「洋画は役者の見分けが付かない」、「字幕を読むのが面倒」などなど。

  ようは自分の世界を広げられない。これは本を読まないことと関係があるのではないか、と感じた。テレビのヒットドラマを映画化すると当たる。「劇場版〇〇」というヤツです。この手のものはキタまず見ません。テレビドラマを長くしスクリーンで見れば映画になるわけではありません。

キタは洋画、邦画にこだわりません。よい映画を観る。詰まらん映画に当たってしまうこともありますが。まあそれは仕方のないことです。

 そのほか、夕刊のない日曜日にじっくり作ったと思われる月曜日の朝刊はなかなか読みごたえあります。

 ただ、第一社会面は相変わらず五輪のサイド記事に大きなスペースを割いています。ジャンプのラージヒルで20位の伊藤選手の「晴れ晴れジャンプ」がどれほどのものか、と思う読者が多いのでは。第一社会面は一面と同じくらい大切な面だと考えています。スポーツに偏るのはどうか、というキタの考えです。

朝、出勤するとき、たまった古新聞をマンション一階に運びました。月一の回収日です。回収場所に行くと反射的に先着の新聞の塊りが何新聞か、順に点検してしまいます。

  「うん、やっぱり道新が多いようだ」とちょっと安心する半面、この読者たちに納得してもらえるような紙面を作らねば、とついつい思ってしまいます。気分はいつまでたっても新聞記者です。

 













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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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