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zoom RSS 信頼回復のあかし−うれしいワインのおすそ分け

<<   作成日時 : 2009/12/18 06:53   >>

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  昨日、キタの執務室に別の営業セクションのトップを務めるTさんが姿を見せ、「このワイン差し上げます」といってチリ産のカベルネ・ソービニヨン系赤ワインを1本くれました。低迷する北海道経済の逆風下、表情のすぐれないことの多いTさんにしてはいつになく明るい笑顔でした。ソファに座って問わず語りにワインの由来を話し始めました。
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 Tさんはさるコンビニチェーンの新製品発表会に招かれ、ちょうだいしてきた新製品ワイン2本のうちの1本をおすそ分けしてくれたのでした。

 キタの勤務する新聞社とこのコンビニチェーンとは、キタの知る限りこの5,6年は営業的なお付き合いが途絶えていました。我が社が発行する月刊誌(現在は廃刊)が書いた一連の批判記事が不当な内容だというのが主な理由です。

  私たちマスメディアは官庁や大会社に対しても非は非として批判記事を掲載することをためらいません。そのことによって批判された当事者から一時的に悪感情を持たれることはあっても、のちになって「書かれてよかった」、と思われるような真摯かつ公平な報道を心がけなければなりません。

 その点、この企業がこれだけ長期間にわたって、強い姿勢を貫いたのはやはり、記事そのものの合理性、客観性にもとる点があったと推測しなければならないのでしょう。

  ここ数年は営業セクションの接触を拒む状態だったのを、Tさんが誠意と熱情をこめて根気強く解きほぐす作業を続けていました。その努力が実り、この年末にかけてようやく信頼回復が緒についたことも聞いていました。

 昨日の新製品発表会に我が社の幹部が招かれるの何年振りのことか。しかも数多い来客の中から指名され、結びのスピーチまでしてきた、と目を細めるTさん。それを聞いて私もどれだけうれしかったことでしょう。

 キタにも編集局幹部時代(私たちは局管と呼びます)、事故報道をめぐって、エネルギー関係の大手企業から「不正確な報道だ」と激しく抗議され、内部調査の結果、内容の瑕疵を認めて謝罪。再発防止システムの構築に携わったことがあります。その企業とは現在極めて良好な関係にあります。

 そのいきさつをよく知るTさんだから、こんどはTさんに訪れた痛快事を真っ先にキタに教えてくれたのでしょう。8階の執務室に行く前に3階のキタのところに立ち寄ったことは、外套姿で入ってきたのでわかりました。


 どこの新聞社にも編集綱領というものがあって、わたくしの社の4項目の綱領の冒頭に「迅速、正確に報道し公正な社論によって健全な世論を育てる」とあります。そのことが場合によってはしばしば「書かれる側」の反発を招くことも覚悟しなければなりません。しかし、正確、公正であると同時に紙面化にあたっては「品位と責任を重んじ」(4項目め)とあります。それを忘れると取り返しのつかないしこりを残すことがあることを常に肝に銘じなければなりません。

 Tさんが帰っていったあと、赤ワインの瓶を見つめながら、束の間幸せな気分になりました。でもそのあとに、自分のセクションに課されているいくつかの難題をどう解いていくか、溜息がでてしまいました。

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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