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<<   作成日時 : 2008/08/30 23:09   >>

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 今朝の北海道新聞トップは小6、中3を対象とした全国学力テス(4月実施)トの結果の公表でした。北海道の子供たちの成績が全国平均を下回ったことには残念ではありますが、それよりもショックなことがありました。これは同じテーマを取り上げた朝のNHKニュースで言っていたことですが、子供たちに生活モジュールという概念が乏しいことがわかったからです。

 科目は小6の算数かな。@切手A年賀はがきB算教科書C教室−このうち面積が150平方センチのものは?という問いの正答率が10数%だというのです。

  手元に定規がないとき、どうするか。まず4つの現物の大きさを頭に描き、次に大きさの目安を捜す。そんなとき、昔の人は自分の体を物差しました。両手を広げた長さが一尋(ひろ)。肘から手のひらにつながる骨を尺骨というのは大人ならおおよそ1尺(約30センチ)あるから。英語で1フィート=約30.48センチ=も足(foot)の長さをモジュールにしています。雑誌のカバーガールのBWHを覚えていてもは生活モジュールにはならないでしょうね。

 伊能忠敬は自分の一歩の歩幅を一定に整えておき、歩幅と歩数をかけて2点間の距離をほぼ正確に把握できたといいます。

  画像

私も自分の体をメジャーに使って遊んでいます。万歩計の一歩を66センチにセットしておき、歩数×66センチ=2点間の距離だから、自宅から会社までは3200歩×0.66=2112で約2,1キロ。左手の親指と人差し指を思い切り広げればその間隔は17センチ。掌の左右の幅は8.5センチ。これは川で釣った魚の大きさをその場ではかるとき使います。ちなみにキタさんの一尋は176センチくらい。身長より2センチほど長い。

 手のひらのメジャーを使えば、ハガキの縦横が15センチ×10センチであることを知らなくても、教科書とハガキの大きさの違いを考えれば、正解がはがきであることがわかるでしょう。

 工業デザイナー秋岡芳夫(故人)の「暮らしのデザイン」という本を読んだとき、昔の徳利は手で握ってしっくりする胴回りだったし、お椀も口に近付けてほどよい直径だったのが、いまでは徳利の胴は細く、お椀も口にあたりそうに小さくて落ち着かないと書いていました。元来、身の回りの道具や什器備品は人体にあった、つまり使う人の立場に立ったサイズ−これを生活モジュールといいます−でつくられていたのが、だんだん、経済的な、つまりつくる側の立場でつくられるようになった、と解説していました。 お銚子1合の値段を上げる代わり容量を少なくする発想かな。こうして生活モジュールは衰退していったようです。

  中には150平方センチが「教室の広さ」に等しいと答えた子も相当いたそう。正答率の低さが、生活モジュールという考え方を学校でも家庭でも全く教えていないということをはしなくも露呈してしまいました。これでいいのだろうか。

 

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Kita, WHO?

1948年大阪生まれ。元北海道新聞記者。11年3月から13年3月まで、JICAシニアボランティアとしてモンゴル国立農大(ХААИС)ダルハン校でエコツーリズムと基礎日本語を教えた。趣味は渓流釣り、映画、クラシック音楽鑑賞、漢字書道。書号は景泉 にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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